ハワイの失業率2.2%で全米最低タイ。ワイキキのレジが遅いのはこれのせいか


ハワイに通っていると、なんとなく肌で感じる「人、足りてなくない?」という空気。今回、そこそこ硬めのデータでそれが裏付けられたニュースを見つけたので取り上げます。

State jobless rate ties for lowest in nation | Honolulu Star-Advertiser

State jobless rate ties for lowest in nation | Honolulu Star-Advertiser

Hawaii continues to keep pace with South Dakota for the lowest unemployment rate in the country.

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Honolulu Star-Advertiser

ざっくり事実を整理するとこんな感じです。

  • ハワイの季節調整後の失業率は2.2%
  • 南ダコタ州と並んで、3ヶ月連続の全米最低タイ
  • 全米平均の失業率は4.3%なので、半分近くまで低い。
  • 一方で、ハワイは65歳以上の住民が17.8%(全米平均は16%)を占めていて、全米7番目に高齢者比率が高い州。
  • つまり「景気がいいから失業率が低い」というより、「働ける人自体が少なくて労働力人口が減っている」という構造的な話。
  • 労働力人口は前月の688,050人から688,000人に微減、就業者数も減って672,750人。
  • 企業も自治体もワーカーを見つけるのに四苦八苦している、とはっきり書かれています。

要するに、「ハワイ、働き手が足りません」というのが数字でも裏付けられた格好です。

ワイキキで日々感じる「薄い人員配置」の正体

このニュースを読んで、正直一番最初に思ったのは「やっぱりか」でした。

ワイキキに滞在していて、なんかモヤッとする場面ってないですか。例えば、

  • スーパーのレジで、オープンしてるのが2レーンしかなくて長蛇の列
  • ABCストアの夜の時間帯、お会計だけなのに店員さんが奥から出てこない
  • レストランで注文したドリンクが、席に運ばれてくるまで10分以上かかる
  • フロントでアーリーチェックインを頼んだら「人が戻ってくるまで待って」と言われる

あれ、全部気のせいとかハワイアンタイムとかの話じゃなくて、そもそも人が足りていないんですよね。店員さん個人が怠けているわけじゃなくて、本来5人で回したい現場を3人で回しているから、動線が詰まると一気に崩れる。数字を見るとそれも納得です。

日本から来た観光客の感覚で「なんでこんなに待つの?」と苛立ってしまうと、ただ疲れるだけ。「そもそも働き手が少ない州に来ている」という前提を頭の隅に置いておくと、精神衛生上かなり楽になります。

出不精的には、実はそんなに困らない構造

人手不足は痛いニュースだけど、出不精な過ごし方をしている私たちにとっては、実はダメージが比較的軽い部分があります。

理由はシンプルで、そもそもサービス業に依存する時間が短いから。私たちの典型的なハワイ滞在日って、

  • 朝:キッチンでライオンコーヒーを淹れて、前日スーパーで買ってきたバナナやパイナップルで軽く済ます
  • 昼:食べない
  • 朝食と晩酌の間:軽く運動したり、お風呂に入ったり、フルーツやビールの買い出しをしたり
  • 晩酌は早めに3〜4時スタート。でも飲み始める直前に、近くのお店で今夜のつまみを買いに行く。温かいものは温かいうちに食べたいので、「飲める状態を全部整えてから」調達する、というのがうちのルール
  • あとは窓を全開にしてリビングのソファでコナブリューイングをだらだら飲むだけ

これ、大きなレストランで1時間待たされたり、ツアーデスクで延々並んだりする場面が、そもそもほとんど発生しないスタイルなんです。人手不足で疲弊している現場をあまり踏まないので、直接的なイライラが少なくて済む。

ドン・キホーテまでわざわざ遠征して長蛇の列に並ぶ、みたいなことも絶対にしないので、結果的に「人手が薄い現場」を自然回避できているわけです。

「すぐ欲しい」を諦めるだけで大体うまくいく

それでもスーパーで会計に15分並ぶとか、ABCでレジ待ちが発生するとかはどうしてもあります。そういうときは、もう割り切るしかない。

ロングスドラッグスではボトルワインを4本・6本まとめ買いすると15%オフになるので、数日分まとめて調達しておくと結果的に「買い物の回数自体を減らせる」のもポイント。ビールも他のワイキキのスーパーと比べて安くて近いのでよく買います。週に1〜2回まとめて調達しておけば、レジに並ぶ機会がそもそも発生しません。人手不足時代の防衛策としても、まとめ買いは結構効いてくる気がします。

あとはフロントやハウスキーピングに何か頼むときも、「すぐに来てくれる」を期待しないこと。「今日中に対応してくれたらありがたい」くらいのテンションでいると、きちんと来てくれたときに普通に嬉しいし、来なくてもあまり凹まない。これは人手不足関係なく、ハワイのサービス全般に通じる心構えなのかもしれません。

高齢化と労働力不足はしばらく続きそう

記事の中で一番ズシッと来たのは「人口の17.8%が65歳以上」というくだり。これは短期で変わる数字じゃないので、ハワイの人手不足も当面は続く、むしろ構造的にじわじわ強まっていくと思ったほうがよさそうです。

そうなると、観光客側としても「昔ながらのテキパキしたサービスを期待する」のは、もうちょっと現実的じゃないのかもしれません。大事なのは、

  • 時間に余裕を持って動く
  • 近所で完結するスタイルに寄せて、無駄な移動と待ち時間を減らす
  • イライラする前提で怒るのではなく、ゆるい時間の流れとして受け入れる

という、もとから出不精夫婦がやってきたことを、よりちゃんと意識してやるだけ。

結論:「急がない」は最強の防衛策

ニュースとしては「ハワイの失業率、めでたく全米最低タイ」という見栄えの良い数字だけど、中身を見ると「働ける人が少なすぎて人手不足」という、かなり構造的で重たい話でした。

観光で数日しか滞在しない人にとっては、予定通りにことが進まないモヤモヤが直撃しやすいニュース。一方で、時間に余裕を持ってご近所で完結させる出不精スタイルにとっては、最初から「急がない・並ばない・遠出しない」を徹底しているぶん、人手不足のしわ寄せをあまり食らわずに済みます。

結局、私たちが今日もラナイ側の窓を全開にしてソファでビールを飲んでいるうちに、ワイキキのレジの列はもう一周消化されている、みたいな感じで、時間を味方につけるのが一番気楽な楽しみ方なんだろうな、と改めて思ったニュースでした。

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